パニック障害に関する情報を検索すると、ほぼ必ずこういう言葉が並びます。「克服する方法」「治し方」「完治した体験談」。
でも、今この瞬間も発作と戦いながら電車に乗り、仕事をして、日常を送っている人たちにとって、「治す」という言葉はどこか遠くに感じることがある。
パニック障害専用のアプリは、今まで一つも存在しませんでした。発作が来たときに何をすればいいか教えてくれるアプリ。薬の飲み忘れを防いでくれるアプリ。近くに同じ病気の仲間がいることを教えてくれるアプリ。
「治す」じゃなく「生きていく」ための道具を届けたい。そう思ってこのアプリを作りました。
発作中に言葉が出なくなるので、そっとしておいてカードはとても助かります。周りに説明しなくてもよくなりました。
同じ病気の仲間がいると思うだけで、外出が少し楽になりました。近くに仲間がいるという安心感は想像以上です。
薬の飲み忘れが多かったのですが、アラーム機能のおかげで改善されました。カレンダーで確認できるのも便利です。
会議中に発作が来そうになった時、偽電話機能で自然にその場を離れられました。当事者目線の機能だと感じました。
パニック障害は、突然の激しい不安(パニック発作)を繰り返す病気です。動悸・息切れ・めまい・手足のしびれなどの身体症状を伴い、「このまま死んでしまうのでは」という恐怖を感じることがあります。
パニック障害は適切な治療で改善できる病気です。一人で抱え込まず、まずは医師に相談することが大切です。このアプリは医療の代替ではなく、日々の生活を支える補助ツールとしてご活用ください。
当事者が直面する、リアルな日常の困りごと
パニック発作を繰り返すうちに、「また発作が起きたら」という恐怖から、電車・バス・人混みなどの場所を避けるようになることがあります。これを広場恐怖といいます。行動範囲が狭まり、仕事や学校への影響が出ることも少なくありません。
発作が起きたと感じたら、まず「これはパニック発作であり、命に関わるものではない」と自分に言い聞かせることが大切です。ゆっくりとした腹式呼吸(息を6秒かけて吐く)を繰り返すことで、自律神経が落ち着いてきます。その場を無理に離れようとせず、安全な場所で静かに待つことも有効です。
パニック障害は外見からは分かりにくい病気です。「気のせいでは」「気持ちの問題」と思われてしまうことがあり、理解を得るのに苦労する方も多くいます。ぱにいきの「そっとしておいてカード」は、言葉が出ない状況でも周囲に状態を伝えられるツールです。
パニック障害の治療では、抗不安薬や抗うつ薬が処方されることがあります。薬の飲み忘れは症状の安定に影響することがあるため、毎日決まった時間に服薬する習慣が重要です。不安な時だけ飲む頓服薬と、毎日飲む定期薬では管理方法が異なります。